本誌の全文暴露で激震。損失隠しの戦犯常務が社外取への説明役では「盗人に蔵の番」か。
2018年3月号 BUSINESS
何かとんでもないことが始まったのではないか。本誌のオンライン版が1月18日に更新され、2月号記事「オリンパス法務部から『タレコミ』」が掲載された翌日から、オリンパスではにわかに動きが慌ただしくなった。社員弁護士が19日、オリンパスと笹宏行社長、東京本社の法務部長、人事部長を相手取って東京地裁に訴えを起こすという異例の事態に発展したのだ。オリンパスの深圳工場が06年、中国当局からマイナス理論在庫の問題について指摘を受け、巨額の罰金を支払わなければならない恐れが出てきて、深圳工場は税関との折衝を進めるため、中国のコンサルタント業者である安平泰と契約を締結した。中国当局との間にこの安平泰を立てて話し合いを進めた結果、オリンパスは罰金を免れたが、安平泰を通じて税関担当者に賄賂を渡していた疑いが浮上。しかも安平泰が中国の反社会的勢力であることも判明した。 ………
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