ロシア発「安倍賛美、野党中傷」の衆院選介入も

2017年11月号 GLOBAL

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ソーシャルサイト最大手のフェイスブック(FB)が、昨年の米大統領選の前後にロシア発の世論誘導広告を大量に掲載していたことを認めた。いずれも米国社会の分断を広げる内容で、確認された受注額は10万ドル(1100万円)。米情報機関の再三の警告にもかかわらず、「ロシアの介入」を軽視してきたFBだが、よく調べてみれば「洗練された情報工作」(FB幹部)の跡がそこかしこに。将来の米大統領選をにらむザッカーバーグ最高経営責任者(33、CEO)も頬被りできなくなった。FBによると、今年5月までの2年間に買われた広告は少なくとも3千種類。ロシアが運営する470の偽アカウントなどに連なり、選挙激戦地域で、性的少数者(LGBT)や移民への嫌悪感を巧妙に煽っていた。FBは、広告の閲覧者を1千万人と推定するが、外部の専門家は最大7千万人と見ている。FBも「未確認の広告」が多数あり得ると認めており、 ………

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