読者の声

2016年2月号 連載

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マスメディアで20年勤務した自分にとって、究極的な夢は自分メディアを持つことだ。しかし、実行にはよほどの資金力、知見を持ち併せた人材が揃わない限り、取材、編集、装丁・インターフェイスなど満足のいくアウトプットの「構築」は不可能だとわかっている。世の中を良くしたいという想いに満ちたコンテンツ発信に憧れはしても新規参入、まして継続など至難の業である。

それを実現しているのが、日経新聞と官僚出身の二人がファウンダー且つ編集責任者であるFACTAだ。従前のマスコミが発信できずにいる情報がFACTAに出て、社会問題として他が追随するケースもあることから、戦々恐々としているエスタブリッシュメントも多いがどうだろうか。このような本物志向のメディアにこそ、政財界のリーダーは関係構築を図り共に世直しの情報発信を進めるべきではないだろうか。

現在はPRコンサルの立場からそうした想いを強くすると共に、フィールドワークを厭わないファウンダー両氏には尊敬の念ばかりである。

元テレビ東京アナウンサー 槇 徳子

   

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