地元農家の果実を6次産業化  「ふくしま逢瀬ワイナリー」誕生

三菱商事復興支援財団が郡山市と連携協定。ワインやリキュールを生産する最新設備のワイナリーが10月竣工。

2015年12月号 INFORMATION

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澄み切った秋の空に、少しずつ色づいてきた木の葉が映える。郡山駅から車で西に30分ほど。豊かな田畑や家々、自然豊かな公園が点在する郡山市逢瀬町地区に、この秋、新しいワイナリーが誕生した。名称は「ふくしま逢瀬ワイナリー」。果樹王国として名高い地元福島県産の果実を使ったワインやリキュール、ブランデーを醸造する。ブドウだけでなく、桃、梨、リンゴも利活用。9千㎡の広大な敷地に、最新式の26本の醸造タンクと美しいドイツ製の蒸留器を備え、当面は年間1万2千ℓ、将来的には3万ℓの生産を目指すという。シャープで現代的なたたずまいのこのワイナリーは、三菱商事復興支援財団が10億円を拠出し建設したもの。同財団は東日本大震災後に社員ボランティアや支援活動に取り組んできた三菱商事が2012年3月に設立、以来被災3県各地で産業復興・雇用創出に尽力してきた。今年2月に同財団は郡山市と ………

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