「ゼロエミッション」リーダー 日産自動車が「飛躍の礎」

「レディファースト認定店」増強や自動ブレーキの搭載拡大に加え、EV販売の先頭に立つ。

2015年3月号 INFORMATION

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1月23日、日産自動車の片桐隆夫副社長は横浜の本社で説明会を開き、同社の2​0​1​5年度の国内事業について語った。ルノー日産グループは13年の世界自動車販売台数でトヨタ、フォルクスワーゲン、GMに次ぐ4位。中国、米国での販売が好調だ。だが国内販売では、14年度は64万台の当初見込みを達成する見通しではあるものの、15年度に予定する新製品は限られている。16年度以降、市場規模の大きなセグメントで順次新型車の投入を目論む日産。この日の会見の内容は、15年度を「飛躍のための基盤固めの年」(片桐副社長)と位置づけ、社会環境や時代要請の変化を見据えた取り組みをアピールするものとなった。

自動ブレーキ技術で高評価

この日発表された15年度の取り組みは主に三つだ。まず、販売ネットワークの強化。2​1​0​0店舗のうち8割にあたる1​7​0​0店舗を改装する予定で、16年度上期にはすべての改装を終えるとする。また購買 ………

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