ガス料金の「総括原価方式」にメス

「電気と同じくガスも低廉な料金を」と経産省が先制パンチ。荒療治がはじまった。

2013年9月号 BUSINESS

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原子力発電所を再稼働できず、経営悪化に陥った電力各社を尻目に、「我が世の春」だったガス業界に逆風が吹き始めた。茂木敏充経済産業相の指示で、経産省が都市ガス料金について、電力会社並みに原価を厳しく査定し、大幅値下げを求める検討に着手したからだ。やはり出る杭は打たれるのか。ガス業界は震え上がっている。電力各社は、原発の代替としてフル稼働させている火力発電所用の燃料高などが重荷になり、軒並み、経常赤字を抱える。一方、ガス業界は「ガスの時代到来」と鼻息が荒い。東京ガスが2013年3月期連結決算の純利益で前期比約2倍の最高益を更新したのが象徴的で、好業績が目立つ。米国発のシェールガス革命も追い風になり、まるで肩で風切るかのようだ。ガス業界が長年苦杯をなめさせられてきた電力各社によるオール電化住宅の失速も、千載一遇のチャンスに違いない。しかし、経産省の突 ………

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