離婚妻「子ども連れ去り」の不条理

ある日突然妻とともに子どもが消えた。おまけにDVで訴えられ養育費をガッポリと……。父親は司法に見捨てられる!

2012年5月号 LIFE [司法に引きさかれる親子]

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契約金総額46億円で米大リーグに移籍したプロ野球のダルビッシュ有選手。移籍と同時期にタレントの紗栄子との離婚成立を発表、子の養育費として親権を持つ紗栄子側に月約200万円を支払うことで合意したと報道され、話題になった。ダルビッシュのような高収入の夫婦が別れるとなると、多額のカネのからむ交渉となるだけに、離婚問題が専門のいわゆる「離婚弁護士」が活躍するケースも少なくない。夫の収入が多ければ、離婚時の事情に応じて妻は別居中の婚姻費用、慰謝料、財産分与に加え、子どもの親権または監護権の獲得により夫の収入相応の養育費を請求できる可能性が出てくるからだ。しかし弁護士が依頼者の利益を優先するあまり、夫を絶望の淵に追いやり、子どもの幸せを奪う不条理なケースも出ている。共働きが増え、子育てに参加する父親も多いのに、男女の収入格差や「子育ては男親には無理」と ………

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