橋下盲従「維新の会議員」の呆れた行状

増殖する特別顧問・参与の陰で府・市議員の出番はゼロ。維新版「船中八策」にも不満が募る。

2012年4月号 POLITICS

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3月6日付で大阪府・大阪市の特別参与に、金融コンサルティング会社「トゥルーバグループホールディングス」の佐々木潤氏が就任した。府市それぞれにある信用保証協会の統合に向け、資産や担保評価の助言を受けるためだという。さらに同日、大阪市は目下、職員の政治関与について調査を行っている野村修也弁護士をサポートするため、さらに5人の弁護士に特別参与を委嘱した。大阪府の幹部職員は「どんどん増えているから、特別顧問や特別参与の数を正確に把握している人はいない」と嘆くが、3月6日現在、府の特別顧問は9人(うち府市兼任が8人)、特別参与は17人。一方、市の特別顧問は16人、特別参与は34人になっている。府では府市統合本部関係の特別参与9人中8人までが、当初からの橋下ブレーンである特別顧問の上山信一慶大教授が紹介したとされ、「上山人脈」によって府市統合が進んでいるのは間違 ………

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