東証が一発退場させたライブドアと比べたら、金額も罪状もケタ違いのオリンパスの上場維持は、あまりに不公平ではないか。
2012年3月号 BUSINESS [特別寄稿]
東京証券取引所の自主規制法人は1月20日、予想通りオリンパスの上場維持を決めるとともに、違約金1千万円を科し、特設注意市場銘柄指定で3年間の“執行猶予期間”を設けた。だが、2006年に上場廃止の一発退場を決めたライブドアに比べ、明らかに甘い処分と言える。粉飾などで懲役2年6月の実刑判決を受けて服役中の堀江貴文元社長(39)は、獄中から自身のメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」でたびたびその不公平を批判。本誌の求めに応じて長野刑務所から特別寄稿した(※特別寄稿までの経緯は、堀江氏のメールマガジンおよびブログに掲載される予定です)。◇収監中の私がオリンパス事件を知ったのは、スタッフから郵送してもらったメルマガやブログのプリントアウトやニュース記事からだった。ブログなどでは昨年10月末から「粉飾隠しのための工作か?」と話題になっており、その後もネット上で ………
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