小沢被告の共謀を示す唯一の証拠「石川供述調書」を東京地裁が却下する公算大。
2012年2月号 POLITICS
「2月17日に小沢一郎元代表は事実上の無罪になる」︱︱。法曹界でその観測が強まっている。民主党の小沢元代表は、元秘書3人と共謀して政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとして起訴されたが「罪に問われる理由はまったくない」と潔白を主張。1月10、11日の本人尋問でも改めて無罪を訴えた。裁判は3月19日に結審し、4月下旬に判決が言い渡される予定だが、最大の焦点は捜査段階での石川知裕元秘書の供述調書を東京地裁(大善文男裁判長)が証拠として採用するか否か。採否の決定は2月17日に行われる。
石川調書には、石川元秘書が小沢被告の「表に出せない」個人資金4億円を隠すために、小沢被告と共謀して虚偽記載を行った経緯が克明に記されており、小沢被告の共謀を示す唯一の直接証拠。小沢裁判に先立って行われた元秘書3人の政治資金規正法違反事件裁判(登石郁朗裁判長)では調書は「検事の ………
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