坂田 敦志(公益社団法人日本青年会議所福島ブロック協議会会長)

「がんばろう」じゃなく「踏んばっぺ!」

2011年7月号 連載 [JCは今]

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原発事故の出口はまだ見えない。県下JCを束ね、支援と要望をつなぐ要の立場から訴える福島の現状。――まず福島県の各JCの状況から教えてください。坂田 県下には19のJCがあります。3月11日の被災直後から、中には家族を失いながらも復興、支援の最前線に立ち続けてくれているメンバーもいて、本当に頭が下がります。徐々に復興に向けて先を見ていこうという雰囲気も出てきました。ただ、福島の県土は全国で3位の広さ。各地の状況に温度差も出ています。被害の少なかった会津エリアは通常の状態に戻りつつある。中通りの福島市、郡山市などでは復興の歩みを始めようと進めている。しかし、原発事故はどうにもなりません。警戒区域の9市町村はじめ、計画的避難区域、緊急時避難準備区域に計12自治体が入っていますが、地元の八つのJCでは、まだ復興のスタートラインにさえ立てない状況が続いています。―― ………

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