小沢と「腐れ縁」りそな銀行の狡猾

元秘書石川被告の裁判にりそな銀行関係者が出廷。不透明な預金担保融資の実態が明るみに。

2011年3月号 BUSINESS [ 疑惑の巣窟「衆議院支店」]

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「陸山会」による土地購入を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載、不記載)事件で、元秘書3人と共謀したとして小沢一郎民主党元代表が検察官役を務める指定弁護士に強制起訴された。「何一つ疚しいことはない」小沢氏はこれまで通り無実を強調。検察審査会の議決による起訴と検察庁による起訴は異質のものだとして「公開の法廷で真実を述べる」と潔白を訴えた。だが小沢氏の「疚しいことは一つもない」という言葉には嘘臭さがつきまとう。

裏ガネを表ガネに変える?

「原告小沢は資産形成や利殖の目的がないと主張するが、これらの点も、結局、将来における取り扱いいかんによって、後世判断されるほかないものである」これは2006年8月に小沢氏を断罪した東京地裁判決だ。ジャーナリストの長谷川学氏が講談社の「週刊現代」に書いた「小沢一郎民主党代表の“隠し資産”を暴く」という記事に対し、小沢氏は「不動産は陸山会の所有。 ………

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