小野寺KDDI「市場感覚ゼロ」の病根
ソフトバンクにしてやられても「草食」系の幹部には反転攻勢の気概なし。長期ワンマン政権の弊害か。
2010年8月号
上から、KDDIの小野寺正社長、高橋誠専務、田中孝司専務Jiji Press(上中)AFP=Jiji(下)
来年で就任10年を迎える小野寺正社長(62)率いるKDDIが精彩を欠いている。スマートフォン「iPhone」の投入で飛ぶ鳥を落とす勢いのソフトバンクや、グループを挙げて反攻に転ずるNTTの間でどっちつかずの戦略に明け暮れている。
小野寺社長独自の嗅覚で一時は隆盛を誇ったが、長期政権の弊害で幹部が総じて「草食」化しつつあることも病根の一つになっている。
「本当にお待たせしました。スマートフォンでは劣勢だったがこれからがんばりた ………