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「菅流」増税戦略は盗作まがい

新首相のスローガンは、なぜか「たちあがれ日本」とそっくり。霞が関では「与謝野クローン」と呼ばれている。

2010年7月号 [「増税でも成長」のシナリオづくり]

「えっ、それは本当か! いきなりケチがつきかねないではないか」

一介の市民運動家から最高権力者まで上り詰めた成り上がり宰相、菅直人が首相官邸に主として乗り込んだ翌日の6月9日夜。5階の秘書官室から慌てふためく声が漏れてきた。

「日本を根本から立て直して、もっと元気のよい国にしていきたい。つまりは、強い経済と強い財政と強い社会保障を一体として実現する」

菅は組閣を終えた8日の就任記者会見で、政策スローガンの目玉としてこんな経済・財政・社会保障の一体的な改革論を打ち出していた。

「税を取っても、使い道を間違えずに介護や医療や保育、環境技術などに回せば、経済成長に貢献する」と説く菅。これが①消費税増税、②社会保障の充実、③将来不安の解消、④消費や雇用の拡大――と、増税と財政出動を媒介にした「カンジアン成長戦略」の主張だ。「カンジアン」とは菅(カン)とケイ ………

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