中国「第6世代」の胡春華台頭
習近平が天皇会見にこだわった焦りは、胡錦涛人脈が「次の次」を狙うポストを制覇し始めたからだ。
2010年2月号
[習近平「天皇会見」の裏]
盧四清
中国の習近平・国家副主席が09年12月に日本を訪問、天皇と特例で会見したことは波紋を呼んだ。日中関係を進展させなかったどころか、悪化の方向に作用した。そもそもの原因は、9月の中国共産党第17期4中全会で習近平が中央軍事委副主席に就任できず、胡錦涛を継承する可能性が薄れたうえ、訪日前に起きた人事などが江沢民(前国家主席)・習近平グループの権力と威信を著しく削いだことに端を発している。習近平は極力、天皇との会見を利用して「ポスト胡錦涛」に一縷の望みを託そうとしたのだが、その野心が日本でこれほど大きな波紋 ………