リビアの石油狙い英国がテロ犯釈放
2009年10月号
[グローバル・インサイド]
ゴードン・トーマス
1988年12月21日、ロンドン発ニューヨーク行のパンナム旅客機がスコットランド上空で爆破され、日本人1人を含む乗客乗員259人全員と地上の住民11人が死亡した事件で、英国で無期懲役刑に服していた犯人のリビア情報機関員、アブデルバゼット・メグラヒが、「末期の前立腺ガンで余命3カ月足らずである」ことを理由に8月20日釈放され、リビアに帰国した。
この「温情措置」をめぐり、英国のゴードン・ブラウン政権と、犠牲者の多くを出した米国のバラク・オバマ政権の関係が一気に冷え込んでいる。オバマ大統領はこの釈放を「誤りだった ………