サルコジ躓きの石「カラチゲート」

7年前のバス爆破。テロではなく、潜水艦に絡むフランス政界の疑獄が浮上して尻に火。

2009年9月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

7月26日にパリ近郊でジョギング中に暑さで倒れて病院にかつぎこまれたニコラ・サルコジ仏大統領。8月は南仏で3週間のバカンスを優雅に過ごしているが、休暇明け早々、難題に直面しそうだ。2002年にパキスタン最大の都市カラチで発生したバス爆破事件をめぐるスキャンダル「カラチゲート」である。サルコジ本人のほか、前大統領ジャック・シラクや元首相エドワール・バラデュールら錚々たる重鎮が巻き込まれている。フランスは1994年9月、パキスタン向けに潜水艦を建造し、その部品も供給する8億ユーロ相当の大型契約を結んだ。契約に基づき、カラチの工場に仏海軍造船局(DCN)の技術者が派遣された。02年5月8日、彼らを乗せた送迎バスがシェラトン・ホテル前で停車中、爆弾を積んだ車が突っ込み、フランス人技術者11人とパキスタン人3人が死亡した。米軍のイラク侵攻直後だったため、フランス、パキス ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。