民主党「梁山泊」の猛者たち

鳩山・小沢ら旧世代を突き上げる「八本槍」と「五人男」。中堅・若手の真価が問われる。

2009年8月号 POLITICS [「八本槍」と「五人男」の品定め]

  • はてなブックマークに追加

「小沢一郎前代表とは何度も論争した。前代表の持論『基礎自治体の数を300にして国との二層構造』の形では、自治体でできない仕事はすべて国へ、と逆に中央集権になる」7月9日、東京・赤坂の日本財団。民間組織「言論NPO」のマニフェスト(政権公約)討論会で、民主党分権調査会長・玄葉光一郎(45、衆院福島3区)が熱弁をふるっていた。「民主党は基礎自治体中心主義だが、広域自治体も認めるし、数値目標は落とした。代表が代わったので、もともとの考え方に戻しただけだ」分権改革をめぐる小沢との理論闘争ではいわば「不戦勝」を収めた格好の玄葉。その小沢と5月の代表選挙では正面から戦い、軍門に降ったほろ苦い記憶を呼び起こしていた。「小沢代表は間違いなく、5月中に辞めると思います。その時は何としても代表選に立ってください」5月8日。玄葉は現幹事長の岡田克也(56、衆院三重3区)を訪ね ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。