オバマの圧力かわし面従腹背イスラエル
2国家共存を受け入れながら、入植拡大凍結には難色。極右を抱えるネタニヤフ連立政権の綱渡り。
2009年8月号
ベンジャミン・ポグランド
エジプト訪問でカイロのモスクを訪れたオバマ大統領とクリントン国務長官(6月4日)AP Images
2月に連立を組んだベンヤミン・ネタニヤフ首相率いるイスラエル右派政権は、バラク・オバマ米大統領が「ヨルダン川西岸におけるユダヤ人入植地建設の停止」を求めた6月4日のカイロ演説の要請に応じることを拒否した。連立政権に加わった極右政党が、「米国の圧力に屈すれば、連立を離脱して政府を倒す」と脅しをかけているからだ。
イスラエルが西岸に町や村を建設し始めたのは、1967年の第3次中東戦争で近隣アラブ諸国に勝利してからだ。 ………