神奈川の街に溢れる「灰皿難民」

松沢知事が全国初の「受動喫煙防止条例」を導入。厳しすぎる分煙基準に疑問の声。

2009年6月号 LIFE

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喫煙者の副流煙が「曝露」され、周囲が危険な状況にさらされるのを防ぐのだという。たばこの煙は「毒ガス」並みということらしい。神奈川県が、飲食店など民間施設を含む公共的な場所を対象にした全国初の「受動喫煙防止条例」を制定した。来年4月からは県内の学校や病院、百貨店、体育館などは喫煙所を除いて全面禁煙となるほか、2011年4月からは床面積が大きい飲食店やホテル・旅館などは、全面禁煙か分煙を選択しなくてはならなくなる。松沢成文知事は07年、2期目となる知事選のマニフェストに「公共的施設における禁煙条例」を掲げ、制定に執念を燃やしてきた。昨年「中央公論」に「神奈川県が禁煙条例制定に立ち上がった理由」と題した論文を寄稿し、その理由を詳しく説明している。曰く「受動喫煙は単なる迷惑ではなく、危険そのものである。その防止はたばこ規制枠組み条約やその実施指針に明記 ………

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