2008年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
技術者派遣の最大手、メイテックの創業者で、馬主としても著名な関口房朗氏がキナ臭い動きをみせている。関口氏は1974年にメイテックを設立し、業界の雄に育て上げたが、趣味の競走馬育成を事業化しようと目論むなど公私混同が批判され、追放された過去を持つ。次いで設立した同業のVSNも06年に上場にこぎ着けたが、競走馬購入による管理コストでかさんだ借金30億円の返済のため、今年3月に持ち株を北尾吉孝氏率いるSBIグループに売却。同社の相談役も辞任した。さぞかし傷心かと思いきや関口氏は今、三度目の会社上場を企て、躍起になっている。やはり技術者派遣業で六本木ヒルズ28階にオフィスを構える「MVP総合研究所」がその舞台だ。鈴木俊雄社長以下、同社取締役の多くは関口派のVSN元幹部。さすがにSBIの手前、関口氏は役員に名を連ねてこそいないが、本社の家賃と数億円の資金を貸し付けていると ………
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