不評の「福田新成長戦略」大田担当相は「賞味期限」か

2008年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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福田首相が新しい経済成長戦略の策定に着手し、経済財政諮問会議で年明けから本格的な議論に入った。実質2%以上の経済成長をめざし、掲げた基本理念は「つながり力」と「環境力」。大田弘子経済財政担当相が年末の1カ月間、福田首相と何度も協議を重ね「ほぼ百パーセント、総理の考えを盛り込んだ」と語る。「自立と共生」という首相のキャッチフレーズを生かし、都市と地方、大企業と中小企業、高齢者層と若年層といった格差や世代を超え、共に成長する全員参加型の成長メカニズムの構築をめざしているという。昨夏の参院選で格差問題が与党大敗の大きな原因になったことに配慮。格差を生まない形での成長戦略をアピールすることで、次期衆院選での巻き返しを狙っているが、霞が関やエコノミストからは「言葉ばかりが先行していて、イメージがわきにくい」と不評だ。すでに2008年度の予算編成の骨格も ………

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