米中合作の「ドル軟着陸」

原油や非鉄、タイ・バーツ相場で波乱の芽。ドルと人民元の「一蓮托生」に限界が……。

2007年2月号 COVER STORY [水脈ウォッチャー]

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 1月11日の外国為替市場で円相場は東京時間午後5時過ぎに、約1年1カ月ぶりに1ドル=120円台に下落した。日本では円・ドル相場だけを大騒ぎするが、世界の市場関係者の心はここにあらず。グローバルな市場の変調にこそある。 その1週間前、日本では株式市場の大発会にあたる4日に、商品取引所のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)が殺気立った。原油先物相場が大幅続落し、指標のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)2月渡しが1バレル=56ドル弱と約1年半ぶりの安値で取引を終えたのだ。 年明けの取引開始から2営業日で5ドル超も下げた原油急落の引き金は暖冬である。1月の気温が摂氏20度を超え、ニューヨークのセントラルパークを上半身裸でジョギングする姿がテレビに映し出されている。暖房用の需要が平年の6割程度で推移しているとあって、投機筋の売り注文が重なった。原 ………

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