匿名扱いの代議士追及に異例の名誉毀損判決

2007年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)と過激派・革マル派を結びつけた連載記事を「週刊現代」に執筆してきた西岡研介氏が、過去に書いた別件の記事で昨年末、東京地裁から匿名扱いの報道にもかかわらず名誉毀損に当たると異例の判決を受けた。問題の記事は「週刊文春」03年5月22日号の「驚愕スクープ タイ美人女性惨殺事件 前代未聞日本の現職国会議員に事情聴取」。記事中で「X氏」と報じられた山田敏雅元衆院議員(民主党所属)が㈱文藝春秋と筆者の西岡氏らを相手に03年10月、東京地裁に提訴。地裁は山田元議員の訴えを認め、文春側に賠償金100万円の支払い等を命じる判決を言い渡した。記事内容は、現職国会議員が7年前にタイで起きた殺人事件の容疑者として、警視庁から事情聴取を受けているという衝撃的なもの。ところが、被告側は記事の核心部分である日本とタイの警察情報の真実相当性を立 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。