2026年10月号 LIFE [ライフ・インサイド]
「役人時代は特段目立つ活躍もなかったのに、今は立派に口だけ出してくる」。夏の霞が関人事で財務省ベテラン幹部が呆れ顔で嘆いていたのは、高市早苗首相を支える尾崎正直内閣官房副長官のことだ。尾崎氏は東大経済学部卒業後の1991年に当時の大蔵省に入省、2007年に退官し政界へ転じた経歴を持つ。異例の人事だとして大きな注目を集めた一松旬主計局次長が東京税関長に転出したケースでも尾崎氏の影がちらつく。若手時代の尾崎氏は入省年次で4年後輩の一松氏と財政投融資などを実施する理財局の先輩・後輩として働いていた。ところが当時から「優秀なのは一松」というのが省内評。「一松さんは先輩に対しても臆せずものを言うタイプ。尾崎さんからすれば、かわいくない後輩の筆頭が一松さんだ」と当時を知る財務省関係者は解説する。こうしたこともあって、尾崎氏は「総理と顔を合わせることのないよ ………
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