2026年10月号 DEEP
東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドにおいて、1995年の社長就任から30年以上にわたり、事実上、トップの座に君臨し続ける加賀見俊夫取締役会議長――。今年90歳の卒寿を迎え、春には藍綬褒章を授与されるなど、満ち足りた生涯を送っている。その一方で、加賀見氏の親族には、異常事態が進行していた。甥にあたる加賀見保明氏が、無一文状態に陥っているのである。加賀見会長の実家は、東京・江戸川区で鍛造業を営んでいた。実父亡き後、家業は加賀見会長の兄・英雄氏とその家族が継承。加賀見会長の出世と歩みを同じくして、兄一族が手掛ける加賀見家の事業は、食品、飲食店と家業を拡大させていた。ところがここ数年、ファミリー企業の一部が銀行借入などの債務不履行状態となり、債権譲渡を受けた複数のサービサーが、関連会社や保明氏に対して求償請求を掛けているのである。保明氏はあ ………
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