2026年10月号 POLITICS [経済断影]
高市早苗政権が今年7月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針2026)から、これまで政府が掲げてきた「東京一極集中の是正」という政策目標が削除された。これまで政府は「地方創生」を唱え、それと表裏一体で東京一極集中の是正を主要政策の1つに位置付けてきた。だが、高市政権は「地域未来戦略」を打ち出し、これまでの地方創生は大きく後退した。それに伴って東京一極集中の是正も姿を消した格好だが、その背景には何があったのか。「高市首相は日本成長戦略に呼応した地域未来戦略に全力を傾倒しており、政府内では地方創生という言葉を使うことを意識的に避けている」――。ある内閣府の幹部は声を潜めて打ち明ける。地方創生はもともと安倍晋三政権が打ち出したもので、その初代担当相となったのが石破茂前首相だ。その後、政府内には司令塔として「まち・ひと・しごと創生本 ………
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