AIが幕を下ろすグーグルとの「共生」

AI普及を成長のテコにしたグーグルのおかげで、あおりを食ったメディアは少なくない。

2026年10月号 BUSINESS

「少数の巨大テック企業が形作る情報エコシステムは急速に変化し、読者の流入が減少を続けている。当社もこうした影響から逃れられない」。米ニューヨーク・タイムズが8月5日に開いた2026年4~6月期の決算会見で、同社のメレディス・コピット・レビアン最高経営責任者(CEO)はこう語った。

ウェブメディアで流入減少

4~6月期の広告収入などは市場予想平均を上回る一方、ネガティブサプライズとなったのがデジタル版の購読者数の伸びだ。予想が29万5300人増だったのに対し、約28万人の増加にとどまる。同日の米株式市場で株価は一時、前日比16%超下落し、「デジタルシフトの優等生」の失速を印象付けた。レビアン氏は名指しこそ避けたものの、「少数のテック企業」の筆頭が米グーグルであることは疑いようがない。直後に4~6月期決算を発表した米老舗メディア、ジフ・デイビスのビベック・シャーCEOは「検索からの流入が減少 ………

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