<インサイド> あゆみ買収を当局が警戒/中国出身トップのGNI傘下に

2026年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

コロナ禍で高熱や喉の痛みが生じた際に多くの人がお世話になった医薬品「カロナール」。“国民的”解熱鎮痛剤を手掛けるあゆみ製薬ホールディングス(HD)が7月1日付でジーエヌアイ(GNI)グループの完全子会社となった。同社は東証グロース上場で、本社も日本ながらも国内での事業基盤はほぼない不思議なバイオベンチャーだが、トップのイン・ルオ社長が中国出身の米国人ということもあり、改善の兆しが見えない日中関係を背後に、業界内では緊張感が走る。GNIは2001年設立で、25年12月期の売上高は268億4000万円。医薬品や医療機器の開発、製造、販売を柱とする。中国で大学を卒業後、渡米してコネティカット大学で博士号を取得したルオ氏が08年から社長を務める。元々、日本でも遺伝子解析ブームが訪れると睨んで上場したが当てが外れ、仕方なしに基盤を持つ米国と中国で創薬などに取り組んだという過 ………

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