号外「現地ルポ」台湾有事の最前線「金門島」/中国大陸から「命の水」をもらう二つの顔/三山秀昭・ジャーナリスト

号外速報(7月5日 18:30)

2026年7月号 DEEP [号外速報]

アメリカとイランの14項目の「覚書」による「停戦合意」は、なお予断を許さない。ホルムズ海峡が日本人の暮らしのチョークポイントであることも変わらない。中東からの原油、LNGは<ホルムズ海峡→インド洋→マラッカ海峡→シンガポール海峡→南シナ海→台湾海峡(台湾東岸を含む)>というシーレーンを通じて日本に輸送されていることは今後も大きくは変わらない。その台湾海峡で戦後複数回にわたって中国と台湾が戦火を交えたことを若者はほとんど知らず、高齢者も戦後史の一コマとして忘れかけているのではないか。6月中旬、「台湾有事の最前線」ともいえる台湾・金門島に出かけた。金門島に中国から水道水が送られていることを知り、無性に現地を訪ね、取材したくなった。「敵に塩を送る」ならぬ「敵に命の水を送っている」のだ。近年の事業なので、この事実はよほどの台湾専門家でないと知らない。「最 ………

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