2026年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]
5月1日、「X」上に前代未聞の政権幹部アカウントが誕生した。「内閣広報室試行アカウント」。作ったのは経産省出身の佐伯耕三内閣広報官だ。佐伯氏は、安倍晋三元首相の懐刀とされた今井尚哉氏の「子飼い」としてスピーチライターを務め、その手腕が高く評価された。こうした経緯を背景に、高市政権でも今年1月、内閣広報官に就いた。首脳会談にも同席できる立場を生かし外遊の舞台裏などを切り取る投稿は、瞬く間に注目を集め、フォロワー数は10万人超え。試行期間を経て、6月には名称を「内閣広報官」に改め、本格運用に移行した。しかし、この「攻めの広報」は危うさとも表裏一体だ。首相と今井尚哉氏が衝突したとする月刊誌報道を否定する記事を引用して「そのとおりです」と即応。外遊前の会見動画には「関係ないものも含めノーカットでご覧いただけます」と投稿したり、海外紙の論調を紹介する際 ………
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