「国家情報会議」致命的な過ち/官邸の「アイヒマン」/おぞましい「数の驕り」と「結論ありき」

2026年7月号 POLITICS [ストーブの煙突]

首相・高市早苗が政権の目玉に位置付けてきた「国家情報会議」の7月設置が決まった。同設置法案の閣議決定・国会提出からわずか2カ月半での成立。国家の根幹に関わる重量級の行政機構改編だったにもかかわらず、異例のスピードと言えるが、その裏には、理論面と併せて「盤面」の外で糸を引いた北村滋(北村エコノミック・セキュリティ合同会社CEO、69歳)の存在がある。安倍政権下で内閣情報官、国家安全保障局長を歴任し、足掛け20年にわたってインテリジェンスに携わってきた権謀術数に長けた仕掛け人だが、その密室的プロセス……「結論ありき」で進められた「国家情報会議」の創設は、致命的な過ちを残した。

「数の驕り」と「結論ありき」

警察庁に入って3年、若き北村は、フランスの最高峰エリート養成機関・ENA(現・国立公務学院/INSP)に留学した。そこで、フランス政治の権力装置を動かしている官僚機構のノウハウ、ENA理 ………

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