2026年7月号 BUSINESS
定食チェーンを展開する大戸屋ホールディングスの社長が交代する。親会社にあたる外食大手コロワイドで絶対権力を握り続ける蔵人金男会長(78歳)の長男・賢樹氏(47歳)に代わって新たなトップに抜擢されるのは三森智仁氏(37歳)。大戸屋の実質創業者・久実氏の子息である。言ってみれば大政奉還だが、ここに至るまでには呆れるようなドタバタ劇があった。その最たるものが、かの有名な「お骨事件」である。話は11年前にさかのぼる――。大戸屋を一代で築いた久実氏が急死したのは2015年7月。その3年前、久実氏は会長に退き、社長職は従兄弟の窪田健一氏に託されていた。他方でまだ20代半ばだった智仁氏は三菱UFJ信託銀行を経て2年前に大戸屋に入り、直前には常務となっていた。久実氏は番頭格の相談役に対し「10年後には智仁を社長にする」と語っており、世襲は既定路線だった。そんな中、非常識な珍事 ………
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