世界で進む右傾化。その中でハンガリーの極右親ロ政権がボロ負け。その理由は何か?
2026年6月号 POLITICS
厳しい現実を受容するのに2週間という時間が必要だったのだろう――。ハンガリーのビクトル・オルバン前首相は4月下旬、与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」の党首辞任を申し出た。6月の党大会で受理するかどうかが決まる。16年間に及んだ強権的な極右親ロシア政権だったが、あっけなく終焉の時を迎えた。2週間前の4月12日、ハンガリー総選挙で示された民意は反論の余地がないものだった。投票率が80%に達する中、新興野党「ティサ(尊重と自由)」の得票率は53%に及び、199議席からなる国民議会で141議席を獲得した。対するフィデスは135議席から52議席へと大幅に減らした。「今夜、真実が噓に勝った」。ティサを率いるペーテル・マジャール新首相はドナウ川沿いに集まった1万人を超える支援者を前に、高らかに勝利を宣言した。オルバン前首相が選挙後初めて公に姿を見せたのはその4日後だった。親政 ………
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