北京国際自動車ショー/見るも無惨な死に体「ホンダ」

中国車は東南アジアや中南米で浸透する。米国での日本車優位もいつまで続くことやら。

2026年6月号 BUSINESS

ブース入り口には新車が並んでいるものの、よく見ると1年あまり前に発売した市販車種。傍らではカップル客が「フォーミュラ1(F1)」の車両に交互に乗って記念撮影に興じ、さらにその近くでは50年前に発売になった乗用車「アコード」が所在なげにたたずんでいた。

中国でのシェアは約10%

5月3日まで中国・北京市で開かれた北京国際自動車ショーで、なんともチグハグなお寒い光景を晒したのがホンダだ。世界最大の自動車マーケットで催される一大イベントであるにもかかわらず、本社からの幹部訪問や記者会見もなし。異例ずくめの自動車ショーと相成った。「一体なぜこんなことに…」「会見も発表もないということ自体がニュースだ」――。会場では業界関係者からこんな発言が相次いだが、予兆はあった。ホンダは3月、電気自動車(EV)戦略の失敗により最大で2兆5千億円の損失を計上する可能性があると発表していた。同社は各地 ………

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