2026年3月号 BUSINESS
富山市に本社を置く電源装置大手のコーセルは、いわゆる「ニッチ・トップ」である。電圧制御技術には定評があり、産業機器の安定稼働に欠かせない電源モジュールの分野で国内最大のシェアを誇る。そんな名門企業が、敵対的買収リスクに直面している。きっかけは2024年の資本・業務提携。同業の台湾ライトオン・テクノロジーを相手に第三者割当増資を実施した。ライトオンはコーセルの発行済株式の20%を保有する筆頭株主となり、調達や販売で連携することとなった。友好的な提携との触れ込みだが実態は真逆。「ライトオンは当初、TOB(株式の公開買付け)によるコーセルの100%子会社化を狙った」(国内証券幹部)。一方のコーセルは「斉藤盛雄社長が抵抗し、ライトオンの保有分を20%に抑える代わりに、製品の共同開発や技術交流を受け入れた」という。コーセルは過剰生産や基幹システム導入の遅れによ ………
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