富士ソフト争奪戦でベインに放った論難は、そのままKKR自らの行状に重なる。
2026年2月号 BUSINESS
越年してもなお、落とし所が見つからないとは誰が予想しただろうか。老舗化粧品メーカー、マンダムのTOBが暗礁に乗り上げている。創業家である西村一族が欧州系ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズと組みMBOで非公開化を行う計画だ。当初は11月10日をもってTOBが成立する手筈だったが、12月、1月と期限がずるずると延長され、本稿執筆時点では5度目となる1月20日まで延びた。村上世彰氏の長女である野村絢氏の急速な買い増しに加え、年末にKKRが滑り込みで買収提案をねじ込んで来るなど、横槍が入ったからだ。
マンダムがMBOを発表したのは昨年9月10日。はや4カ月が経過したが、事態は混沌としたままだ。発端は、CVCによる買い付け価格が安すぎたこと。買い付け価格は1株1960円と、直近株価に30~40%のプレミアムが加算されているものの、TOBの公正性を判断するマンダムの特別委員会は、1株21 ………
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