悍馬/高市早苗は「名馬」になれるか/芹川洋一・コラムニスト

予算成立後の通常国会後半に衆院解散・総選挙の観測広がる。高市はどこで打って出るか⋯⋯。

2026年1月号 POLITICS [いななく「悍馬」]

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政治の世界では大きくうねる時期があるものだ。1990年代前半や2000年代後半がそうだ。2024年からの政治変動も同様で、今、その真っただ中にいるのが高市早苗首相である。26年は干支(えと)でいえば丙午(ひのえうま)――。御しにくいとの評がもっぱらの「悍馬(かんば)高市」がこの先どういななくのか。さらに波乱が続きそうな予感をさせる年末年始である。時代の転換期・過渡期には、世論の喝采を浴びる首相がしばしば現れる。昭和なら浜口雄幸、近衛文麿、鳩山一郎、田中角栄、平成なら細川護熙、小泉純一郎、鳩山由紀夫だ。世の中を変えてくれそうな期待を抱かせる。ある種のブームが起きる。

高い支持率がどこまで続くか

高市もそれに連なる。若い女性の間では「サナ活」なる言葉が広がった。バッグやボールペンなど高市の愛用品やファッションを真似る、いわゆる「推し活」現象だ。恒例の流行語年間大賞に高市の「働いて…… ………

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