復活基調。生成AIを使ったオンラインショッピングは広告事業にとって侮れぬ存在だ。
2026年1月号 BUSINESS
2025年12月初旬、米ラスベガス。閑散期を迎えたカジノの街の一角がIT業界の関係者で賑わっていた。クラウド世界最大手、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が年次開発者会議「re:Invent(リインベント)」を開催したためだ。
2日目の基調講演で同社のマット・ガーマン最高経営責任者(CEO)は強調した。「売上高は過去1年間だけでも220億ドル(約3兆4千億円)増えた。フォーチュン500企業の半数以上の年間収益を上回る規模だ」クラウド世界最大手の同社が規模を誇るのは今に始まったことではないが、「今回はいつにも増して力が入っていた」(参加者)。というのも、事業の成長性に大きな疑問符が付く状態が続いていたためだ。最大の「原因」といえるのが生成AI(人工知能)である。ライバルである米マイクロソフトは生成AIの代名詞となった「Chat(チャット)GPT」を開発した米オープンAIをがっち ………
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