いずれ全世界の潜水艦の動向がリアルタイムで可視化される時代が来る。
2026年1月号 DEEP
2026年度から始まる「第7期科学技術・イノベーション基本計画」を見て驚いた。基礎研究重視を謳いながら、内閣府の作業部会が重要技術領域として選定した16分野のトップが「造船」、2番目は「航空機」である。世界が人工知能AI、量子科学、ナノ・バイオ、先端材料で凌ぎを削る中、日本は「造船」と「航空機」がトップ・プライオリティだというのだ。「戦艦」や「戦闘機」の復活を夢見ているのであれば、時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ない。25年10月20日に結ばれた自由民主党と日本維新の会の連立政権合意書には、「次世代の動力を活用したVLS(VLS = Vertical Launch System)搭載潜水艦の保有に係る政策を推進する」ことが盛り込まれた。VLSは遠距離から敵の目標を攻撃できる垂直発射型ミサイルである。「次世代の動力」について防衛相小泉進次郎は、「原子力であるからということで議論を排しては ………
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