<インサイド> 高市氏が財務省に意趣返し/官邸人事で露骨な経産重用

2025年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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自民党の高市早苗総裁を首相に、日本維新の会が閣外協力する自維連立政権が10月21日に発足した。安倍晋三元首相の後継者を自任する高市氏は、官邸人事も安倍路線を踏襲し、筆頭の首相秘書官などに経済産業省OBを起用。この「経産省シフト」は、「党総裁選で小泉進次郎氏を全面支援した財務省への意趣返し」(永田町関係者)との観測も出ている。筆頭秘書官となる飯田祐二氏は1988年に旧通商産業省へ入り、岸田文雄政権下で経産次官に就いた。グリーントランスフォーメーション(GX)政策やラピダスなど半導体企業の支援策を主導し、退任後の7月から内閣官房参与を務めていた。安倍政権では経産省出身の今井尚哉氏を首席秘書官に起用。「3本の矢」「一億総活躍」などを打ち出して絶大な影響力を誇り、一部では「影の首相」とまで呼ばれた。この今井氏、高市政権では内閣官房参与として官邸入りを果たした ………

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