<インサイド> 電波新聞と日刊自が週刊に!/専門紙が電子版シフトで生き残り

2025年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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電機業界を対象とした専門紙「電波新聞」は9月末で紙での発刊を停止し、10月からデジタル版に移行した。老舗専門紙「日刊自動車新聞」も来年1月から紙での毎日の発行を取りやめ、電子版を中心とした体制に切り替える。こうした動きが相次いでいる一つの要因として「新聞用紙の価格が高騰していることがある」(専門紙記者)。加えて、インキ代、電気代など紙の新聞を出すコストは年々、上昇するばかり。元々、速報性の観点から電子化を求める声は強かったが、発行コストの高止まりが決定打となったようだ。ただ、両社ともに紙の新聞を週1回発行するという。両社の事情に詳しい業界関係者は「広告の問題がある」と指摘する。専門紙の場合、収入の多くを広告に依存しているところも少なくない。「広告費は紙の方が高い。仮にウェブ広告がとれたとしても単価は安く、経営に響いてしまう」と続ける。さらに ………

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