新浪失脚「同友会」はいつ堕した

新浪「疑惑のサプリ」は名門・同友会が単なるお友達サークルになったことを露呈した。

2025年11月号 BUSINESS

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“サプリメント疑惑”で窮地に陥った経済同友会代表幹事の新浪剛史(66)が9月30日、辞任を発表した。麻薬取締法違反(輸入)の疑いで警察の家宅捜索を受けたことを理由にサントリーホールディングス(HD)会長を事実上解任されたのが同1日。かつて「財界良識派の府」と仰ぎ見られた雄弁家の経済団体は出身企業が三行半を突きつけたリーダーを更迭するのに1カ月もの時間を浪費する「烏合の衆」に成り果てた。同友会の凋落はいつから始まったのか。

同友会の岐路は牛尾治朗?

「私の見る限り、意見は真っ二つになっていた」。新浪の辞任会見に同席した筆頭副代表幹事の岩井睦雄(64)は「辞任か続投か」を議論したこの日の同友会臨時理事会の様子をこう説明した。理事22人のうち、この期に及んで新浪続投の支持者が半数もいたことは驚きに値するが、結局「このまま行くと大きな分裂が起きる」と危惧した本人が辞任を決めたという。 ………

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