深層レポート/お人よしの日本/JOLEDの未完技術/破竹の中国CSOTが実現へ

「転んでもただでは起きない」中国の巨大メーカー。悲しいのは、日本という国の、あまりのお人よしぶり……。

2025年11月号 BUSINESS

ソニーとパナソニックの有機EL部門が統合し、産業革新機構が資金支援してできた「日の丸」有機ELパネルメーカー、JOLED(ジェイオーレッド)が経営破綻して2年が経った。有機ELの製法には「蒸着式」が一般的だが、ジェイオーレッドはそれと比べてコストがかからない「印刷方式」という画期的な手法で挑んだ。しかし、歩留まりが悪く、コロナ禍のさなかの2023年、力尽き、民事再生手続きを申請した。革新機構がお抱えの案件で経営破綻するという稀有な例であった。

生産設備を中国に持ち出す

「印刷方式」は、そもそも「できっこない」と評判の悪い代物だった。部下たちをジェイオーレッドに送り出したソニーの幹部OBは印刷方式が未完の技術だと認識していた。部下の開発エンジニアに「うまくできそうか」と尋ねても、「わかりません」ときまりの悪そうな返事だった。「それができていたらよかったんだけど」と、このOB。ソニー ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

ID(メールアドレス)
パスワード  (半角英数字)
 次回から自動的にログイン

IDを忘れた方はこちら
パスワードを忘れた方はこちら
年間定期購読のお申し込みはこちら