号外速報(10月15日 10:30)
2025年10月号 EXPRESS [号外速報]
中国がメモリーと呼ばれる記憶用半導体の競争力を高めている。パソコンやスマートフォンなどの民生品では、中国製メモリーの搭載が増えているようだ。これに留まらず、AI(人工知能)に必要な次世代技術の確立にも躍起になっている。 半導体メモリーで主要な製品は動作が速いDRAMと大容量のデータを保持できるNANDだ。中国の代表的なメーカーがDRAM専業の長鑫存儲技術(CXMT)とNAND専業の長江存儲科技(YMTC)だ。
9月、ロイター通信は「YMTCがDRAMへの参入を計画している」と報じた。NAND専業のYMTCがDRAMにも参入し、AIで必須な広帯域メモリー(HBM)の開発・生産も視野に入れているという。中国の野望はこれに留まらない。ある半導体製造装置メーカー幹部は「CXMTがNANDへの参入を決定した」というのだ。同幹部はこう続ける。「2025年早々にCXMTと装置導入のスケジュールについて会合を持った」 ………
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