2025年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
広島県の湯崎英彦知事が次期知事選(11月9日投票)への不出馬を表明した。現在4期目、「5選」は一般的には「多選の弊害」となるが、まだ59歳。「9月県議会で5選出馬表明だろう」が大方の予想だっただけに、突然の「不出馬」は波紋を広げている。「電話があり『出ます』だと思っていたら『出ません』なのでびっくり仰天」と言うのは県会議長で、自民党県連会長代理の中本隆志氏。知事は「4期で区切りにしたい。潮時かとお盆休みに決断した」という。湯崎氏は元経産官僚、米スタンフォード大学院で修士(MBA)、IT企業を経て、09年に44歳で初当選。「民間感覚を県政に」と斬新な施策を連打。香川県が「うどん県」をPRすれば「おしい!広島県」と自虐コピーで「レモン県」をキャンぺーン。自ら現職知事で初めて「育児休暇」を取り、男性の育休率をアップさせ、「イケメンでイクメン知事」と言われた。瀬戸 ………
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