怪しい「1千億円受注」/「データセクション」の社長は東京海上・石原邦夫氏の息子

2025年10月号 DEEP

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アジア最大級を謳うAI(人工知能)データセンターは本当にできるのか? 低位株ウォッチャーが半信半疑の目を向け続けている銘柄がある。東証グロース上場のデータセクションだ。長らく200円台を低迷していた株価は昨年春の経営体制変更を境に動意付き、大口受注を発表した今年7月には一時、4000円を突破した。どうにも株価先行のきらいが強いのだ。2014年に上場した同社は小売店向け支援ツールなど幅広くデータ分析を手掛けるものの、これといった柱が育ってこなかった会社。そんな中、19年に南米チリの会社を傘下に収めるという奇抜な策に出たが、これが大失敗。24年3月期には売上高約22億円に対し約13億円もの最終赤字に陥った。そこに急接近してきたのが名証ネクスト上場のバルクホールディングス(HD)だ。サイバーセキュリティ事業を手掛けるが、こちらも売上高が20億円前後を低迷し赤字続き。た ………

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