「権力のトライアングル」はもはやオワコン

オールド政党、オールドメディア、霞が関は「ポリコレ」一色。もはや「終わったコンテンツ」である。

2025年9月号 DEEP [お払い箱]

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「参院選であのような結果を招いたことに対し、心からお詫びを申し上げます。本日は真摯に謙虚に皆様方のご意見を拝聴させていただきます」首相(自民党総裁)の石破茂は8月8日に開かれた自民党の両院議員総会でこう謝罪しながらも「引き続き日本国に責任を持っていく」と語り、7月28日の両院議員懇談会と変わらず、続投する意志を鮮明にした。衆院選と参院選に大敗し、衆参ともに与党過半数割れを招きながら、恥も外聞もなく首相の座にしがみつく姿には開いた口が塞がらないが、参院選投開票日から2週間以上経ても石破茂を退陣に追い込めない自民党の国会議員も情けない。「政権選択の選挙」である衆院選に大敗しながら、石破茂の居座りを認めてしまった時点で、現在の迷走は既定路線だったように思える。

詭弁を弄する現執行部の戦術

しかも両院議員総会で決まったのは、臨時総裁選実施の是非を確認する手続きに入ることだけ。 ………

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