「8つの敗因」「4つの離反」、そして「2つの蘇生策」――。ここで局面を大きく転換しないと、自民党は生き返らない。
2025年9月号 POLITICS [政権党の立て直し]
どこの世界でもトップの引き際はむずかしい。本人が辞める気にならない限り、周りが引きずりおろそうとすればゴタゴタする。政治の世界で政権党が内輪もめをつづけると国そのものがおかしくなる。日本政治の屋台骨を支えてきた自民党が今まさにそんな状態だ。衆参両院で多数を失い有権者から厳しい判断を示されたものの、すぐさま取って代わる政治勢力がない以上、まずはその蘇生策を探るしかあるまい。2024年の衆院選につづき25年の参院選でも自民党は敗北、1955年の結党以来初めて政権担当時に衆参両院とも少数与党となった。石破首相は世論の支持も背景に続投の意向を示すが、党内からは退陣を求める「石破おろし」が吹き荒れる。自民党は8月8日の両院議員総会で、総裁選の前倒し実施の是非を総裁選管理員会で検討することを決めた。あわせて党執行部は8月中に参院選の選挙総括を済ませるとしており ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。