号外速報(7月21日 11:45)
2025年8月号 POLITICS [号外速報]
戦後80年の2025年は、やはり日本政治の一大転機となった。 7月の参院選で自民、公明両党の与党は47議席にとどまった。目標としていた50議席を下回る敗北で非改選を含めて、衆院につづき参院でも過半数割れをおこした。新たな政治の枠組みを探っていくしかない状況に追い込まれた。
1955年の結党から70年――。 自民党はついに耐用寿命が尽きてきたようだ。政党としての体力の衰えと、ときの課題をこなしていく統治能力の劣化が、そこここで見えた。政権政党の老化現象である。 石破茂首相は「比較第1党の責任を自覚する」として続投の意向を示しているが、党内ではすでに退陣論が出ており、どこまで持ちこたえることができるかだ。 逆に大きく伸ばしたのは国民民主党と参政党だ。それぞれ17議席と14議席を獲得した。ともにSNSによる動画コンテンツを駆使し、20代、30代の若者を中心に支持を広げた。 自 ………
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